公立の小学校、中学校または特別支援学校で学校事務を執り行う地方公務員です。 「学校事務職員」と言います。
ちなみに、大学で事務の仕事をする人は大学職員と言って、学校事務職員とは異なります。
また、公立高等学校にも事務職員はいますが、それはたいてい一般行政職です。
それから、用務員とは違います。校務員でもありません。
地方公務員なので、公務員試験に合格する必要があります。教員免許は不要です。
自治体によっては倍率が何十倍になることも。
なお、採用試験は「学校事務職」を選ぶことになります。そうすれば、学校事務職員として退職まで小中学校に勤務することになります。
職員室または事務室(在れば)で仕事をします。なお、学校事務職員は、各学校に1人だけ配置されるのが基本です。
ただし、大規模な学校だと2人配置の場合もあります。
仕事内容は学校によって様々だけど、基本は以下のようなことをします。
この先生は部活を何日やったから今月の手当はこれだけって入力したり、最短通勤ルートの通勤手当を計算したり、
扶養手当がお子さんの人数によって変わるから計算したり、出張に必要な電車賃を計算したり、年末調整やったり、
児童(子ども)手当の法令がころころ変わるのに対応したり、給与明細配ったり、…
「服務」とは、公務員が仕事するとき&公務員の身分に伴って、守るべき義務や規律のこと。
この先生は何月何日この休暇を取得するから記録したり、出勤簿を整理したり、勤務時間や休憩の仕組みを聞かれたら教えたり、…
買ったモノを、ちゃんと管理しないと、どこに行ったか分からなくなっちゃうよ。
それから、捨てる処理もきちんとしないとね。
結婚祝い金とか、出産祝い金とか、住宅資金の貸付とか、財形貯蓄とか、「共済組合や互助会」に関係する福利厚生の事務をします。
「共済組合や互助会」は、お給料から天引きされる掛金で運営される福利厚生のための組織だよ。
新規採用の職員が来たり、退職する職員がいたり、非常勤講師の先生が来たり、…そういう時に必要な書類を揃えたりします。